ミュール紡毛糸

皆様こんにちは。株式会社フォーリンの野村です。


さて今回は、紡毛糸のご紹介でございます。

紡毛とは、簡単に言えば毛糸のようなふくらみのある糸です。


基本的にはウールの紡績方法の一つで、繊維長が短いものを方向をそれほどそろえず糸にしたものが、紡毛と言われます。

繊維長が長く、繊維の方向を丁寧にそろえる場合、梳毛糸と呼ばれます。


この紡毛ですが、最終の精紡段階で、リング紡毛とミュール紡毛の二種類に分けられます。

ミュール精紡機が先に発明され、生産効率化を求めて後年、リング精紡機が発明された経緯がございます。


リング紡毛は原料に合成繊維や綿を使用することが多く、軍手の糸などは基本的にリング紡毛で生産されます。


一方ミュール紡毛は、生産効率は落ちるものの、風合いが良く、柔らかな仕上がりの為、カシミヤなど、繊維長が短いが、高級な繊維を紡績する際には、ミュールを使って紡績されることが多いです。


ミュール精紡の様子を動画撮影させていただきましたので、特別に公開させていただきます。


こちらで生産いただいた、ミュール紡毛糸に関しまして、現在下記取り扱っております。


・2/6アクリル100%(1/6アクリル100%)

・2/10アクリル100%(1/10アクリル100%)


・1/10ポリエステル100%


その他、ご希望の混率に応じて試紡も承りますので、興味ございましたら、お気軽に下記よりお問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございました。



株式会社フォーリン

愛知県一宮市に本社を構える糸商。 株式会社カネカの難燃繊維カネカロンを中心に、意匠糸等の制作、販売、企画を行っております。

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