カネゴート

こんにちは、株式会社フォーリン HP更新担当の野村です。


今回はカネゴートを紹介したいと思います。

カネゴートはアクリロニトリルと塩化ビニルの共重合体を原料としているモダクリル繊維です。

獣毛に近い風合いで、柔らかく、異形断面の為水分を含みやすいという特長を持っています。

またシンナーやアルコールなどの塗料用溶剤に対する耐性も持っています。


難燃性も兼ね備えており、難燃の数値を示すLOI値は約27程度(保証値ではございません)となっております。


工業用の刷毛やブラシ等はもちろん、フェイスブラシにも使用されています!

非常に柔らかくて気持ちいいのでぜひ使ってみてくださいね。(写真はフェイスブラシです。)


カネゴートのおもな銘柄は

「KCL 110Dtex」「KCL 66Dtex」「KCL 27Dtex」「KCW 5WT」「KCR 4WT」の5種類です。

また、形態に関して、「TOW」と「ハンク」の2種類ございます。

TOW(トウ)は、細長い毛束の状態です。

紡糸されたままの形態でまとまっていない為、フィラメント糸としては使用できない毛の束となります。

合成繊維の紡績の種類にトウ紡績というものがございますが、同じ形態のレーヨンやアクリルのTOWをクリンプを付けてカットしたものを紡績するのがトウ紡績でございます。



一方ハンクは、上記のトウを複数本まとめて、直径5㎝、長さ70㎝程度の円柱状にしたものです。


刷毛やブラシに加工する場合ハンクの方が取り回しが良い為、基本的にはハンクにて出荷させていただいております。

更に詳細な資料をお求めの方はお問い合わせよりご連絡ください。


※2021/1/26 編集

※2022/11/30LOI値の記述を追加

※2023/12/28TOWとハンクの説明を追加





株式会社フォーリン

愛知県一宮市に本社を構える糸商。 株式会社カネカの難燃繊維カネカロンを中心に、意匠糸等の制作、販売、企画を行っております。

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