PROTEXの難燃性能

こんにちは、株式会社フォーリンHP更新担当の野村です。


今回は取り扱い商品のページでも紹介している、PROTEXの難燃性能を紹介しようと思います。PROTEXの難燃性能を図る値、LOI値は32程度と非常に高いです。

LOI値とは、燃焼に必要な空気中の最小酸素濃度です。つまりプロテックスは、空気中の酸素濃度が32%程度無いと燃え続けることはありません。

地球上の空気の酸素濃度は約21%程度であるため、通常の環境下では、燃え続けることはまずありません。


しかし、実際どれぐらい燃えにくいのかというのは、この文字の説明のみでは、いまいちピンとこないかとおもいます。

そこで今回は、実際にPROTEXを使用した服で行った実験動画を、紹介しようと思います。

その実験動画は、こちらの株式会社カネカさんの「Protex® Information Center」内にあります。

実験の流れを紹介すると以下の通りです。

左側の作業服がPROTEX使用のもの。右側が通常の作業服になります。

周囲のバーナーから炎が噴射!

約3秒後に炎の噴射は止められます。

炎の噴射が停止すると同時にPROTEX使用の作業服は火が消えているのに対して、通常の作業服は燃え続けています。

炎の噴射が止まってから7秒後には煙も落ち着き始めているPROTEX使用の作業服に対して、いまだに燃え広がる通常の作業服。

炎の噴射が止められてから約50秒後には煙もほぼなく、綺麗な状態のPROTEXに対して

通常の作業服は燃えし続け、胴体部分はほぼ焼け落ちてしまい、下半身にまで延焼しています。

難燃性能は非常事態で初めて効力を発揮するため、効果を体感する人は少ない方がいいです。しかし、いくら電気化が進み、火を扱うことが減ったとはいえ、火災等の火による被害はなくなるわけではありません。

何かあってからでは遅いので、火を扱う時に身に着けるものであったり、インテリアなどはぜひ難燃性という観点からも選んでみてください。




株式会社フォーリン

愛知県一宮市に本社を構える糸商。 株式会社カネカの難燃繊維カネカロンを中心に、意匠糸等の制作、販売、企画を行っております。

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