SYS/SBモール
皆様こんにちは 株式会社フォーリンHP更新担当の野村です。
今回はSYSとSBを使用した難燃モール糸をご紹介しようと思います。
それがこちら!
幼稚園や保育園、小学校の時などの工作で一度は使ったことがあるモールとは、ちょっとだけ違います。工作の時に使っていたのは、おそらく中に針金が入っていたかと思いますが、こちらはもちろん針金は入っておりません。
ただ形状は全く同じ。糸からもさもさと毛が生えているような見た目です。
こちらは芯糸、押え糸にSYS、花糸にSBを使用したモールです。
SBが花糸になっているので、光沢感がでるモール糸になっております。
所持番手は 1/4.3と1/5.5
簡単にモールの構造をご紹介しましょう。
この画像の通り、モール糸を分解すると2本の糸が出てきます。
モール糸は二本の糸をより合わせる時に、その隙間に「花糸」を挟み込んで作るのです。
「押え糸」は「芯糸」と「花糸」を文字通り抑える糸で、分かり易いかと思います。
「芯糸」には「花糸」が付着しており、若干見にくいかとおもいますが、中心の一本が「芯糸」になります。
そして、もこもこしていて毛羽っぽいのが「花糸」と呼ばれる部分です。
なぜこれほどまでに「芯糸」に「花糸」が付着しているかというと、実はもう一本、特殊な糸が入っているのです。
「熱融着糸」と言って高熱でセットをすることで溶けて、接着剤の役割を果たす糸が入っています。その「熱融着糸」が「芯糸」と「花糸」をくっつけているため、分解した際には「押え糸」は綺麗にとれ、「芯糸」には「花糸」が付着したままということになるのです。
もう一度おさらいすると、
モール糸は4本の糸で構成されている。
1.芯糸 2.花糸 3.押え糸 4.熱融着糸
「芯糸」と「花糸」が「熱融着糸」によってくっつけられ、「押え糸」によって固定されることでモール糸が出来ている。
海外のモール糸は熱融着糸の代わりに強撚されていて、完全に押え糸の力だけで、花糸が固定されていることも多いです。
カネカロン、プロテックスに限らず、モール糸を含めた様々な意匠糸ご用意いたしますので、お気軽にお問い合わせどうぞ!!
SYS、SBの紹介は取り扱い商品ページからどうぞ!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
0コメント